段ボールの抜打ち技術

段ボール抜打ちにおける紙粉・ヒゲと罫割れの対応策

ダンボール製品の打抜きトラブル回避とオンメン無しのカストリ技術を考えます。

紙粉

段ボールの打ち抜き時に発生する紙粉には多種類の物が存在します。

  1. 刃の劣化による紙粉・・・刃先の潰れによる平坦化でのライナーの押し潰しと刃先の返り発生部分の刃から製品が離脱時に段ボールの切断面を引掻く為に発生する紙粉。
  2. 刃先が段ボールの裏抜き切断時に挿入される時に刃先形成斜面で裏ライナーの切断面に裂断現象が起こる為に発生する紙粉で一般的にビビリと言う
  3. 罫線が入る為にライナーの引っ張り緊張時に刃で切断する為に起きる表ライナーと裏ライナーのビビリ。

ヒゲ

段ボールの段目に平行な刃に対して中芯の押潰し切断時に離反した物がヒゲである。

 

図解

紙粉 1 紙粉 2
対策 対策
  • 刃角鋭角から鈍角へ
  • 刃先0.02Rの刃
  • 刃の圧過剰負担減
  • 刃取替え管理
  • 刃全長にスポンジ
  • ・コルクの使用
紙粉 3 ヒゲ
対策 対策
  • 罫線両側にキャタピラ、コルク
  • 刃にコルク
  • 製品を15°以上回して配置
  • 製品を15°以上まわす
  • 刃全長にスポンジ
  • 製品多面付けの場合、間を空けて配置

罫割れ

段ボール打抜き時の罫割れには多種類の物が存在します。

  1. 段ボールは厚みが有る為に罫線やスポンジや刃が裏ライナーをカッティングプレート方向に押し下げ時に中芯ライナーが馴染まず、裏ライナーが裂断を起こす事を罫割れや裏ライナー割れと言う。主に段目に平行箇所に発生し、中芯強化のシートなどには起こり易い。
  2. 刃の高さと罫高さのギャップに段ボールの圧縮時の厚みが収まりきらない時に、表ライナー繊維が列段してしまう事を罫割れと言う
  3. 罫線トルクを低くする為に面切テープを使用するが溝巾と厚みが罫線厚みと段ボール圧縮時厚さが設定不可の場合に表ライナーの表層を列断したり段ボール自体が列断する事を罫割れと言う。

図解

罫割れ1 罫割れ2
対策 対策
・コルク、キャタピラを貼る
・製品を15°以上回す
・罫線を低くする
罫割れ3
対策
・溝切テープの高さを低くする。
・溝切テープの溝巾を広くする。

今後の当社の取り組み

  • チェースの無い機械に対してKライナー使用以外は抜型裏面に硬質フィルムを貼って刃先に過度の圧負担を掛けない。
  • コルク、キャタピラ使用を徹底して、且つそれ以外のスポンジは間を空けずに貼る。
  • 当社開発の刃先斜面の曲面使用の刃材を使う事で紙粉対策を推し進める。
 
All contents copyright(c) MAKE A BOX! All rights reserved.